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綱引シューズ再生方法



綱引シューズのソール再生

 綱引シューズの「ソール再生」は、「滑り止め加工」ではなくて「再生」です。
 綱引競技の専用レーンは1989年までパンチカーペットでしたが、1990年からアシックス製のウレタン・ラバーマットに変更されました。
 この頃から競技者は、よりグリップの効く綱引シューズを求め、アシックスはそれに応えて専用シューズを開発してきました。

 綱引シューズのグリップ力は、汚れや表面の摩耗や劣化によって、徐々に低下して行きます。
 ここで紹介する「ソール再生」は1991年頃に考案され、現在では全日本綱引選手権大会に出場する殆どのチームが使用しています。
 「ソール再生用ディスク砥石」は、全国各地のチームに数百枚以上(2025年末現在)配布し、現在では定番の再生方法となりました。






準備する物

 1. ソール再生用ディスク砥石
 2. ディスクグラインダー(穴径15ミリ) ※安全カバーを外しての使用となりますので怪我に注意。
 3. ペイントうすめ液(ロックペイント・サンデーペイントなど) ※アセトンはゴムを著しく劣化させることから使用不可!
 4. 拭き取り用ウエス
 5. ゴーグル(目とメガネの保護)
 6. 養生シート
 7. 作業着(汚れてもよい服装)




作業手順の概略

 下記の説明だけでは不十分ですので、必ず「ソール再生用ディスク砥石」に付属する「取扱説明書」に従って実施してください。

 1. 綱引シューズのソールに対して、ソール再生用ディスク砥石を約60度の角度に保ってソールの表皮を溶解する。
 2. ウエスに少量のトルエンを染み込ませ、溶けたソール表皮を完全に拭き取る。
 3. 風通しの良い場所に置いて、有機溶剤を揮発させる。
 ※ 再生後は、シューズ用クリーナーか濡れ雑巾などで汚れを拭き取り、有機溶剤は絶対に使用しないこと!
 ※ 1回の再生で数カ月間は効果が持続します。
 ※上手に再生するコツは3つ
  ・1つ、角度と強さ(撫でるように軽くがコツ)
  ・2つ、方向と速度(ゆっくり動かすのがコツ)
  ・3つ、有機溶剤の種類と使用量(必要最小限にするのがコツ)


 ※溶けたソール表皮の拭き取りが不十分であったり、有機溶剤が完全に揮発していない状態では使用しないでください。
  レーンマットを汚損する原因になります。
 ※試合会場で有機溶剤を使用しているチームを見かけますが、そのような行為は反則であり、ここで公開している目的とは明らかに異なる行為です。


左側シューズ
ソール表皮溶解

左側シューズ
溶解表皮・拭き取り完了



加熱溶解によるリペア方法

  ディスク砥石でリペアが困難な場合は、加熱溶解で再生できます。
 ●ASICS製であっても逆剥けするシューズ(中国製とインドネシア製の一部の生産ロット)
 ●A-SET 1981
 ・ディスク砥石はソールのゴムを摩擦熱で溶かしますが、綱引シューズによってはゴムに亀裂が入ったり逆立つ場合があります。
 ・こちらは加熱によって溶かす方法で、カセットガス用のトーチバーナーにパイプジョイント エルボ135°(SUS316)を接続して使います。
 ・ジョイント エルボを十分加熱してからガスを止め、エルボの先側でソールを溶かします。

 ※着火した状態のまま使わないでください。
 ※ジョイントエルボに溶けたゴムが蓄積しますので、1足ごとにエルボが冷えてから、溶剤で綺麗に拭き取ってください。
 ※ジョイントエルボは、ステンレス316の無垢材を使ってください。(メッキ品は滑りが悪く、剥がれてきます。)

 ・画像をクリックすると拡大します。

TOR109 ソール再生

A-SET 1981 ソール再生



ソール再生用ディスク砥石をご希望の方へ

 ・ディスク砥石は希望者に対して実費にて配布していますが、次の点に留意してください。
 ・綱引競技レベル向上が目的で、営利目的ではありません。(仕入価格、二次加工、取扱説明書、梱包箱、発送作業等で利益は得ていません。)
 ・お金さえ出せば誰に対しても販売するという類の物ではありませんので、目的によってはお断りする場合があります。
 ・個人情報は漏洩しないように管理しますが、配布先のリスト(チーム名と購入者情報)を作成しています。
 ・これらを理解してくださる方は、所属チーム名、氏名、郵便番号、住所、電話番号を明記してから注文してください。
 ・メールアドレスは、TOPページに掲載してあります。

※2025年7月より限定20枚の再販(8,000円+送料185円)を開始しましたが完売となりました。
 



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